ココがポイント!転職時、固定残業代が出る企業に転職するとどんなことが起こる可能性があるのか

転職する際に一番の判断基準になりくまなくチェックしなければならないのが求人票になります。しかし求人票には会社概要から給与、労働条件などが紙一枚に詳しく記載してあり、非常に便利なものですがその反面、記載してある用語に対して知識がないと思わぬトラブルに見舞われてしまう可能性があり、その分かりにくい用語の一つに固定残業代というものがあります。そこで今回は固定残業を導入している企業に転職するとどのようなことが起こる可能性があるのか話していきたいと思います。

残業が当たり前だという解釈がある

まず残業と言うのは文字通り定められている業務時間以外に会社に残り業務をすることを指します。働いている中で残業をすることはけして珍しいことではなく、あたりまえのことと解釈しがちですが残業は時間に仕事が終わらないイレギュラーな仕事とも言えます。そのことから固定残業代を定めている会社はこのイレギュラーな仕事が当たり前だと思っている可能性があります。

過剰労働をさせられる可能性がある

固定残業代を定めていない企業では会社の取り決めによりに残業したらその時間分の手当を時間外手当としてそれぞれの社員に支払う方法が取られます。しかし固定残業代を導入している企業は残業が少なくても多くても同じ金額の残業代を払わなくてはなりません。そのことからどうせ同じ残業代を払うなら沢山働いてもらったほうが会社的には利益率は高くなり、自ずとそれが過剰労働へと繋がる恐れがあります。

残業代を有耶無耶にされやすい

実は残業というのは労働基準法により基本的に1ヶ月45時間までと定められており、それ以上の残業については36協定というものにより労働基準監督署に申告しなくてはならないものであり、その分の残業代は割り増さなくてはならない決まりになっています。しかしこの知識がない人が非常に多く固定残業をもらっているので、何時間働かせられてもしょうがないという間違った解釈をしている人も非常に多く、この知識不足を利用いて残業代を有耶無耶にされることも少なくはありません。

まとめ

ここまで色々と話してきましたが転職の際求人票の記載で、一見見過ごしてしまいそうな固定残業代ですが知識がないと後に様々なトラブルに見舞われてしまう可能性があります。残業が毎日当たり前に行われ、その結果過剰労働を強いられる可能性があります。また固定残業代というのは非常に複雑な制度であり、その複雑さを利用して残業代を有耶無耶にされてしまう可能性もあります。