いざ転職！と、その前に「転職のメリット」はたくさん聞いたり読んだりしたかと思います。
でもデメリットはどこまで調べましたか？

もしかして、メリットばかりでデメリットは調べていない、なんてことはないですよね。
デメリットを予想しておくことで、実際にその困難にぶつかったときに慌てなくてすみます。
今のうちに、あらゆるデメリットを考えておき、対策を練っておきましょう。

退職金や企業年金が減る

退職金や企業年金は、一般的には長く勤めているほうがより多くもらえるという仕組みになっています。

そのため、退職金がもらえる額が少なくなるからと、転職を諦めている人もいるでしょう。

しかし、それは一昔前の「終身雇用が現実」であった時代のこと。
今は終身雇用は幻に近い存在となっています。
それに、報酬が原因で転職するのであれば、トータルで計算すると、転職したほうがより金額が増える場合もあります。

クレジットカートが作れなくなる

転職するとローンやクレジットカードの審査が通らなくなることが多いです。
なぜなら、勤続年数がローン審査に影響が出るからです。各ローン会社が定める勤続年数を下回っていると、ローンが受けられなかったり、カードを作ることができなかったりします。

そのため、転職前にクレジットカードを作っておくといいでしょう。
一度作ってしまえば、限度額はあがらなくなりますが、取り消しになることがありません。

そのさいは、カード会社に「転職中です」と伝えておきましょう。

必ずしも問題が解決するとは限らない

転職する人の多くは、現職になにかしらの不満や悩みを抱えているでしょう。
人間関係や、仕事そのものへの悩みかもしれません。
しかし、転職先が、必ずしもそれらの抱えている問題が解消されると保障はありません。

また、同じような不満や悩みを抱えてしまうこともあります。

自分はなぜ転職するのか。今の会社にどんな不満があるのか、悩みがあるのか。明確にすることが必要です。
もしかすると、心に傷を追うほどの嫌なことがあり、向き合いたくないという気持ちもあるのかもしれません。しかし、転職理由に向き合わなければ、次も同じ失敗をしてしまう恐れもあります。

まずはしっかりと分析し、同じ失敗がないような企業を選べるように下準備をしておくといいでしょう。