資格を制する者は転職を制する

転職で自分を売り込む際にいちばん重要なのは「自分は即戦力だ」ということをアピールすることです。新卒者や他の転職希望者に差をつけるためには、自分の能力や実績を示す必要があります。その際に有効なのが資格です。ほとんどの職業において資格の有無が問われることはありませんが、自分の能力を証明でき、実績や経験に箔がつけられる資格を取らない手はありません。今回は取っておいて損はない採用に有利な資格を紹介します。

医療や工学、法律など専門職に関しては資格を取ることが必須です。採用条件を確認し、求められている資格を必ず取得しましょう。

今回は専門的な資格ではなく、どんな職種にも役立つ資格を紹介したいと思います。ここでは様々な職業で応用でき、必ず役に立つ4つの資格を紹介します。
ITパスポート試験
IT(情報技術)に関する基礎的な知識と技術を証明する国家資格。近年どの分野でも欠かすことのできないITに関する能力を(1)経営戦略(2)情報マネジメント(3)情報技術 の3分野で証明できるため、どんな転職先でも活かすことができ、重宝されるでしょう。
日商簿記検定
お金や数字にまつわる経営・会計・管理の知識を証明することができ、幅広い業界からのニーズが高い資格です。まずは経歴書で有効な2級を取得しておきましょう。
TOEIC
資格ではありませんがIT知識と同じく近年ニーズが高まっている英語力を証明するTOEICは転職をする際に欠かせません。最近では選考の際にTOEICの結果を提出するのが当たり前になっているので、まずは企業が最低ラインとして設けている600点を目指しましょう。海外での仕事を希望している場合は800点必要です。
MOS(マイクロソフト・スペシャリスト)
今やどんな職業においても必要不可欠なマイクロソフト社のオフィス。MOSはその操作スキルを証明できる資格です。ワード・エクセル・パワーポイント等のスキルを指標で証明できるため、ほとんどの企業で即戦力であることを証明できます。

1.入社してからも資格は取得できる
企業によっては資格取得のセミナーを開催したり、試験代を払ってくれるところもあるので積極的に活用しましょう。
2.取ることが重要ではない
資格を取得した経歴が有効なのは入社の時だけです。取得の際に身につけたスキルを転職先で発揮することが大切です。
3.資格と経歴はセット
最近は資格ブームなので、資格を持っているだけではあまり効力はないかもしれません。資格はあくまで実務経験や実績を証明したり箔をつけるためのものなので、実務経験や実績を合わせて積むことが必要です。